伊東直昭 小林恒夫 島村宗充 展
7.4(Mon) – 7.16(Sat) 2011
PM12:00~PM7:00 (Last Day PM5:00)
Closed on Sunday
SPIRIT PRODUCTS CONCEPTION 2011
伊東直昭 小林恒夫 島村宗充 展
[chain reaction]
伊東 直昭 作品 「劣化ウラン」シリーズ アクリル、テンペラ、油彩 / 平面
小林 恒夫 作品「 . . . だから 」 ベニヤ、角材、石膏、水性塗料、新聞紙、墨汁、水 / ミクストメディア・インスタレーション
島村 宗充 作品 「新しい人間」シリーズ アクリル / 平面、鉛筆 / ドゥローイング
PROFILE
伊東 直昭 (ITOH Naoaki)
1959 神奈川県横浜市生れ 藤沢市在住
1983 多摩美術大学 美術学部絵画課 油画専攻卒業
1985 多摩美術大学 美術研究科修了
私には主に2006年から08年にかけて制作した「劣化ウラン」シリーズという一連の作品があります。今回久々にこれらを中心に展示することになりました。
これについては謂うまでもなく、湾岸戦争以来、ボスニア、コソボ、そしてイラクと、多くの戦争下、紛争地でたびたび用いられ、汚染の影響が多くの批判や議論を巻き起こした劣化ウラン弾のことがその発端です。 はじめてその名を耳にした時、 なぜか子供時代に好きだった某有名ロボット漫画(アニメ)のサブ・キャラクター(つまり「ウラン」ですが)が、「劣化」? という発想が頭をもたげました。「人類と科学技術の未来にあるべき、理想的で幸福な関係の成果を象徴する」存在が、何をどう間違ったか ? グレて、徹底して邪悪な存在と化している、という設定が、ちょっとした言葉遊びからうまれたわけです。
その後、私の制作の関心や、在り様は時間とともに変化し、最近ではこのテーマの作品は多く手がけてはいませんでした。しかしながら先の大震災とそれに伴う原子力発電所事故により、今、正に明らかな「渦中」にあって、さらに「あれから後」生きていかざるを得なくなった現在、皮肉なことにあれらの作品は、また新たな息吹と意味を吹き込まれた、ということになるのでしょうか。
大震災により「戦後」が終わり「災後」が始まったと言った言説もありました。確かにそうしたこともありましょう。しかし、先述したとおり、今は未だ「渦中」であって、終わりと始まりの「狭間」であるとも言えます。今回の災害は文化、政治、経済等、多分野で世界規模の影響を与えるものであり、極めて深く、かつ広範囲に連なる要素、構造もある反面、ここで断たれたことでやっと見えてきたこと、始まったこともあるという、例えば、エネルギー問題や産業復興に関する連日の報道などでも明らかなように、事態は非常に複雑怪奇な様相で進展しているという実感を持ちます。
[連・鎖]展は、こうした状況下での発表の場を共有することになった、3人のアーティストの話し合いから観得てきた現状を示す一つのことばであり、テーマです。 (今回案内用文書の写しです)
【個展】
2009 気体分子ギャラリー(ネット上/山梨・シンプレクサス/東京・深川ラボ)
2007 不二画廊(大阪/00, 94, 90, 88も開催)
2004 アートスペース・キテーネ(藤沢)
2003 SPCギャラリー(東京)
トキ・アートスペース(東京)
2000 銀座小野画廊Ⅱ(東京)
1997 ルナミ画廊(東京/92, 90, 88, 86)
1996 ガレリア・グラフィカbis(東京)
ギャラリーK(東京/91)
1994 ギャラリーサージ(東京/93, 91)
1989 ギャラリーなつか(東京)
1988 スペース遊(東京)
画廊パレルゴンⅡ(東京)
1987 ギャラリ−Q(東京/85, 83)
1985 MOVE(東京)
1984 真和画廊(東京/82)
【企画展 レジデンス グループ展 など】
2011 SPIRIT PRODUCTS CONCEPTION 2011 [ 連・鎖 ] SPCギャラリー(東京)
2010 仏像展Ⅱ マキイマサル・ファインアーツ(東京)
「藤沢今昔、そしてこれから・町中アートめぐり」
旧稲元屋呉服店蔵周辺 蔵まえギャラリー(神奈川県藤沢)
アート・ファニチャー展 深川ラボ(東京)
アートだるま展 深川いっぷく(東京/08より毎年)
2009 「ミュージアムをつくろう」展 藤沢市民ギャラリー(藤沢)
仏像展 マキイマサル・ファインアーツ
大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ2009 /深川かかしプロジェクト
2008 シニカル・ヒステリー マキイマサル・ファインアーツ
「湘南の風」 アートスペース・キテーネ(02〜)
2007 第10回我孫子国際野外美術展(05・第8回も参加)
「41流」展 田中画廊(東京)
2006 大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ2006 /深川かかしの嫁入り
ART WEEK of URTO(塩竈市浦戸諸島/04)
2005 縄文コンテンポラリーアート展(船橋)
2004 「手のひらサイズの作品展」 ギャラリー五番街(仙台)
2001 塩竈−ブルターニュ芸術交流プロジェクト(塩竈市浦戸諸島)
同上・報告展 トキ・アートスペース
2000 「塩の芸術」(フランス,ゲランド・塩田地域でのレジデンス/98)
1999 「アーティストの周辺」トキ・アートスペース
「起源イブ」第2, 3夜 ギャラリーサージ
1996 日仏現代美術交流 元立誠小学校(京都)バスティーユ地区(パリ/95〜)
1995 同上・「レゾナンス」展 ギャラリー楽 (京都)
1992 神奈川アートアニュアル92 神奈川県民ギャラリー(横浜)
日本・ベルギー現代美術交流展(ブリュッセル/西浅草・東京)
1990 ミュージアム・シティ・天神 イムズ(福岡)
ホルベイン主催・第2回アクリラート展 O美術館(東京)
アレゴリーとしての発条(ばね) ギャラリー・サージ
1989 「錯綜の切断面」 宮城県民ギャラリー(仙台)
リトル・プレゼンス お茶の水画廊 (東京)
1988 第24回今日の作家「多極の動態」展 横浜市民ギャラリー(横浜)
International Miniature art 展 デル・ベロギャラリー(トロント・カナダ)
第4回大谷地下美術展 (栃木県大谷町/86・第3回も参加)
ROUND1987 ギャラリーなつか
ルナミ・セレクション ルナミ画廊
1987 「破水の徴候 20人の美術」 画廊パレルゴンⅡ
Person to Person ギャラリーQ
合同展示「百の目の中空」 横浜市民ギャラリー
1983 合同展示「気」「病気がアートなおします」「ヤウンダベッチノウンタレバッチャ」 神奈川県民ギャラリー
「表現の現場」展 多摩美術大学上野毛校舎(東京/82)
1982 合同展示「場」 自由が丘画廊(東京)他
【コンクールなど】
1986 第02回 日本オブジェ展・入選 渋谷パルコ(東京)
1984 第19回 神奈川県美術展・入選 神奈川県民ギャラリー(横浜/83・第18回)
第25回 シェル美術賞展・入選 東京セントラル美術館 他
1981 第11回 神奈川県青年美術展・奨励賞 神奈川県民ギャラリー(横浜/80・第10回)
【作品収蔵】
1996 秋田県雄勝町総合文化会館・展望閲覧室(オブジェ6点)
PROFILE
小林 恒夫 (KOBAYASHI Tsuneo)
1950 東京都出身
1971 日大芸術学部デザイン科授業料未納除籍中退
現 在 品川区在住
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【個展】
1975 藍画廊
1994 真木画廊
【2人展】「小林恒夫 鮎沢雅人 解放された鋳造物」展
1987 小野画廊
88-93 真木・田村画廊
【グループ展】
91-08 名栗湖 館山 等、野外展参加
千葉県立美術館
トラッシュライブ
現代アーチストセンター展 等
2009 SPIRIT PRODUCTS 展
現代アーチストセンター展
2010 SPIRIT PRODUCTS CONCEPTION
2011 SPIRIT PRODUCTS CONCEPTION
PROFILE
島村 宗充 (SHIMAMURA Munemitsu)
1966 東京都渋谷区に生まれる
1989 多摩美術大学美術学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業
【個展】
1989 ギャラリーなつか(東京、銀座)
1990 ギャラリーサージ(東京、神田)
1992 幽霊の正体みたり枯尾花 かねこあーとGⅡ(東京、京橋)
1993 一つのものの三つの現れ ギャラリーFLOOR2(東京、経堂)
1994 見えるものの不在、見えないものの実在 秋山画廊(東京、日本橋)
ある媒体の意味「殻と芥」 ギャラリーサージ(東京、神田)
1998 ギャラリー檜(東京、銀座)
1999 ギャラリー檜(東京、銀座)
2000 かねこあーと2(東京、京橋)
2002 ギャラリー檜(東京、銀座)
2003 ギャラリー檜(東京、銀座)
2004 ギャラリー檜(東京、銀座)
時間と空間のオデッセイ SPCギャラリー(東京、日本橋)
2005 ギャラリー檜(東京、銀座)
2006 真夜中のランプ ギャラリー檜(東京、銀座)
時間と空間のオデッセイ・第2部 SPCギャラリー(東京、日本橋)
2009 島村宗充 1987-2009展 ギャラリー睦(千葉、千葉)
2010 スコール・水のくもひとで ギャラリー檜B・C(東京、京橋)
2011 海亀の家 ギャラリー檜A(東京、銀座)
【団体展 グループ展 イベント公演 等】
1987 すべすべ饅頭蟹 ART WAD᾽S(東京、渋谷)
1988 奈良和雄コンサートにて舞台装置を担当 Be-point(東京、吉祥寺)
1989 昭和63年度 多摩美術大学卒業制作展 多摩美術大学八王子校舎(東京、鑓水)
1990 第1回TAMON賞全国公募展 柏高島屋百貨展(千葉、柏)
1991 ”ZONE” The Alternative Art Scene 美術インディペンデント展 パルテノン多摩(東京、多摩センター)
Summer Exhibition in Surge ギャラリーサージ(東京、神田)
第2回TAMON賞入選作家展 柏そごう百貨店(千葉、柏)
1992 3つの表層 ギャラリーサージ(東京、神田)
うずまきによる対話 ギャラリーKIGOMA(東京、国立)
1993 アーマプライム ギャラリーサージ(東京、神田)
1995 SMALL SIZU EXHIBITION -100 WORKS ギャルリ伝(東京、経堂)
纏う ギャラリーサージ(東京、神田)
日本・フランス現代美術交流「PORTES OUVERTES AU JAPON(開かれた扉・日本)」
バスティーユ地区にあるアーティストのアトリエ30箇所(フランス、パリ11区)
1996 日本・フランス現代美術交流「共鳴する場へ/Without Identity, Without Frontier」 立誠小学校旧校舎(京都、木屋町)
日本・フランス現代美術交流関連企画20×20-展 ギャラリーマロニエ(京都、河原町)
日本・フランス現代美術交流「共鳴する場へ/Without Identity, Without Frontier」記録展 ギャラリーサージ(東京、神田)
1999 SOMETHING᾿99 ギャルリ伝(東京、経堂)
2000 POST CONTEMPORARY ART EXHIBITION,PRESENTATION ギャラリー深志(長野、松本)
版による Gallery Hinoki Art Fair Ⅴ ギャラリー檜(東京、銀座)
2001 人と塩と美術と「アートが結び・咲かせる塩の華」 塩竈-ブルターニュ交流プロジェクト 塩竈市浦戸地区寒風沢(宮城、塩竈)
2001 人と塩と美術と「アートが結び・咲かせる塩の華」 塩竈-ブルターニュ交流プロジェクト -記録報告展-
トキ・アートスペース(東京、神宮前)
DOUBLE DIMENSION 2001 in Kabuto-cho / Live together with The various dimensions⋯⋯
(相異なる複数要因と共生すること⋯⋯) SPC企画 SPCセンタービル -旧株式新聞社別館- 現SPCビル(東京、日本橋)
2002 アートin はむら展Ⅱ 山わらい川うたう頃 羽村市郷土博物館(東京、羽村)
アートinはむら チャリティー展 ギャラリーさくら(東京、羽村)
2003 JUJISEI ✭ New Spring᾽s Exhibition 2003 Gallery & Café十字星(神奈川、淵野辺)
野外アートin はむらⅢ 山わらい川うたう頃 羽村市郷土博物館 (東京、 羽村)
2004 アートinはむらⅣ 羽村市郷土博物館(東京、羽村)
麻生アユミDance Solo 大地に眠る声を記憶しながらゆっくりとゆっくりと
新宿区立新宿文化センター小ホール(東京、新宿)にて舞台美術を担当
多摩現代美術作家小品展 Gallery街角(東京、国立)
ART WEEK of URATO Vol.1 旧塩竈市立浦戸第一小学校校庭(宮城、塩竈市浦戸寒風沢)
日韓現代美術交流2004展 品川区立O美術館(東京、大崎)
第18回 野川わき水まつり〜展示部門「エコロジカルアート展」 東京農工大学BASE館(東京、小金井)
2005 ART COCKTAIL 2005 山脇ギャラリー(東京、市ヶ谷)
PHILIA PROJECT Total Performance RISK/WILL シアターⅩ(東京、両国)にて舞台美術を担当
多摩現代美術作家小品展 Gallery街角(東京、国立)
PHILIA PROJECT Total Performance SILENT TRACE セッションハウス地下スタジオ(東京、神楽坂)にて舞台美術を担当
第35回 現代アーチストセンター記念企画 子供たちの未来を救うTシャツアート展 東京都美術館第1彫塑室(東京、上野)
第35回 現代アーチストセンター展 “HEAD WIND” (視・還る) 東京都美術館第2彫塑室(東京、上野)
第11回 名栗湖国際野外美術展2005 名栗湖周辺(埼玉、名栗村)
2005年韓日作家たちによるDrawing生活展 朝興ギャラリー(韓国、ソウル 光化門)
2006 TACネットワーク2006プロジェクト[接近展パートⅢ-国立-] まちづくりとアート くにたち市民芸術小ホール(東京、国立)
HeARTプロジェクト森のゆうびん局 葉書アート展06 –PALAPALA CHAMPLU / 広がりと繋がりを求めて-
GINZAギャラリーアーチストスペース(東京、銀座) 〜まちかど美術館(栃木、小山)
PHILIA PROJECT Total Performance HUMAN BABY シアターⅩ(東京、両国)にて舞台美術を担当
ART WEEK of URATO Vol.2 旧塩竈市立浦戸第二小学校校庭(宮城、塩竈市浦戸桂島)
第36回 現代アーチストセンター展 ART MEDICINE PROJECT 1st GIG 現代美術その破綻と再生
SPCギャラリー企画 東京都美術館第1彫塑室(東京、上野)
伊藤洋子展[寝床に雪が降る]の会場にて、朗読イベント「ぬぎっぱなしのくつ」を行う ギャラリー代々木(東京、代々木)
ART COCKTAIL 2006 IN笠間 現代美術はあなたの人生ほど難解ではない
大谷石倉庫、旧笠間美術館など笠間市内各所(茨城、笠間)
2007 アートスペースポケット、プレオープン展 アートスペースPOCKET <関野邸>(神奈川、藤沢)
ART COCKTAIL 2007 IN金魚 ギャラリーKINGYO(東京、千駄木)
多摩現代美術作家小品展 Gallery街角(東京、国立)
LANTERN OF THE EAST 2007 平澤国際アートフェスティバル 平澤アートセンター、平澤湖芸術館(韓国、平澤)
第37回 現代アーチストセンター展 “FRAGMENT” 東京都美術館Bギャラリー(東京、上野)
2008 GALLERY HINOKI ART FAIR Ⅹ ギャラリー檜(東京、銀座)
多摩現代美術作家小品展 Gallery街角(東京、国立)
第38回 現代アーチストセンター展 「独り+35人の原風景」東京都美術館第1彫塑室、第2彫塑室、及びギャラリー(東京、上野)
第11回 我孫子国際野外美術展 いきづく森と文化のにおい –想いはアートの風となって-
相島芸術文化村と相島の森、その他各所(千葉、布佐)
GALLERY HINOKI ART FAIR Ⅺ ギャラリー檜(東京、銀座)
2009 -野川ほたる村企画- 野川のお宝発見展 武蔵野画廊(東京、小金井)
広田美穂展「ゴーシュの家みたい」の会場にて、朗読イベント「セロ弾きのゴーシュ」(宮澤賢治 原作)を行う
クライナー ガルテン(埼玉、川越)
Art Cocktail in 笠間 アートと遊ぶ夢の散策 浦井製陶所跡など笠間市内各所(茨城、笠間)
2010 GALLERY HINOKI ART FAIR ⅩⅡ ギャラリー檜B・C(東京、京橋)
2010 Korke P the 36 International Art Camp Lazarea ラザー城(ラザレア、ルーマニア)
藤沢町中アートめぐり 藤沢今昔、そしてこれから… Café Gallery Danella、
蔵前ギャラリーなど藤沢市内各所(神奈川、藤沢)
HINOKI ANNUAL 2009-2010 ギャラリー檜A、ギャラリー檜B・C(東京、銀座・京橋)
X’masオークション展2010 SPCギャラリー(東京、日本橋) <ブログを見る>
2011 GALLERY HINOKI ART FAIR ⅩⅢ ギャラリー檜A、ギャラリー檜B・C(東京、銀座・京橋)
SPIRIT PRODUCTS CONCEPTION 2011 [ 連・鎖 ] SPCギャラリー(東京、日本橋)
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